粟島神社・巨岩
(愛媛県大洲市)
(1992・04・02)


紅葉山から西北西約1kmの粟島神社の本殿は、白色珪岩の驚くべき大巨石の上に造営されている。ここの舌状地は表面洪積層でおおわれているが、母岩は絹雲母片岩で、白色珪岩の産出はないから、どこからか運んで来たのに違いない。地表約1mで母岩に達するが、母岩の傾斜軸と巨石の傾斜軸は全くずれており、敷き石と思われる数個の石が認められ、巨石の周囲の地表下は覆土したものであることが明瞭である。高さ4・2M、幅5.7M、厚さ5Mという、実に驚くべき巨石である。
「大洲市史」より抜粋
▼「粟島神社」境内入口 ▼「粟島神社」本殿及び巨岩(側面より望む)
▼「粟島神社」本殿と巨岩(後面より望む)


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